妾とプレートと、それから私

4月8日
売上 4,670K円(+0K, 9.6%)
粗利 1,107K円(▲1K, 9.4%)
台数 5台(+0, 16.6%)
増減ありません。

妾7人衆

「…そうそう。そのころ、私の父には妾(めかけ:愛人の意)が7人いて…」

デザイン会社の代表(私は、先生と呼んでいる)は、ジェンダーに敏感になり過ぎた日本を憂いていた。

御年82歳。

田中角栄の日本列島改造論の話
リトルボーイを落とされても米と仲良くする日本を不思議に思うスペイン人の話
野党はヤジるだけで解決策を持ってない話
祝日に国旗掲揚する家が絶滅した話
女性にカワイイというとセクハラになる話(だってカワイイんやから仕方ないよなぁ!)…

学校では習わない、習えない、エッジの効いた話を続けている。

「妾は新年に挨拶に来るんだよ。その後、正妻からお年玉を貰って――」

これが古き良き(?)大日本なのだろう。

「その頃のほうが、よっぽど筋が通ってたよ!」

女性は会議が長い、と言うだけでも吊るし上げられる世だ。
昔を知っている人からは、息苦しい社会に見えるのだろう。

先生は帰り際に言った。
「もう、この会社は潰れるからね…」

放たれたそれが、業績が悪いからなのか、それとも先生が高齢だからなのかは汲み取れなかった。

82歳の先生に「6年リースで新しい複合機を入れましょう!」とは言えなかった。

腰にプレートが入った社長

電話を取ると、聞き覚えの声が聞こえた。
「こんにちは・・・」

イベント会場のパーテーションを企画、作成する会社の社長だった。
ぎっくり腰が重症化し、腰にプレートを入れる手術をした。
今は病院のベッドから電話をかけているらしい。

「意外とベッドの上でPCがあれば何でもできますね。
社長はおだやかな声で言った。
元気そうで何よりだ。

「今後、各部門を横断した情報共有を行いたい。また、勤怠管理や案件の進捗管理を・・・」

今まで出力機の付き合いしかなかったのだが、既存ITベンダーの対応が悪かったようで、何かと弊社に相談を頂いていた。

「IT補助金を使って提案してくれないかな・・・?」

企業のトップからこのようなことを相談いただくのは営業冥利に尽きる。
しかし、ボリュームのある内容なだけに、大変・・・否、やりがいのありそうな案件だ。

社内で相談し、全体の「絵」を描く事を伝え、電話を切った。

4月が一週間たった。
まだ一週間、いや、もう一週間か・・・
徐々にではあるが、案件を作ることができてきた。
それをいつ提案し、いつまでに受注し、いつまでに計上するのか・・・

時間はあまり、、、ない。
関連部門を巻き込んで、みんなで案件を進めていかなくては。

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