月曜日の重い思い

4月12日
売上 5,245K円(+101K, 10.8%)
粗利 1,189K円(+5K, 10.1%)
台数 5台(+0, 16.6%)

心療内科

7:05
朝起きると、妻が泣いていた。

妻はもともと営業部だったのだが、昨年8月にバックヤードの部署に変わった。
そのころから、仕事に対してネガティブになっていった。
今の仕事内容があっていないのだろう。
基本的に在宅勤務で、一日中リビングにおり、誰ともリアルな場で話すことはない。
ストレスがたまる一方なのだ。

夫である私が、ガス抜きをするべきだったのだが、それが爆発してしまった。

「今日は仕事できない。。。」
泣きながら、妻は言った。

私も午前半休をもらって、妻を病院に連れていくことにした。
バスでも行くことができたが、歩いて向かうことにした。
私は、そのまま出社するため、スーツに着替えた。

月曜日の朝に、妻と一緒にいるのは初めてで新鮮だった。
天気も良く、絶好の散歩日和だ。

途中のパン屋でパンとコーヒーを買って、心療内科に向かった。

11:15
駅前の心療内科に到着した。
病院の待合室には、5名ほどの患者がいた。中には外国籍の人もいる。
私たちは問診票を書きながら、待合室のソファーに座った。

心療内科に来るのは初めてだが、思っていた以上に患者の問診回転が早い。
と思っていたが、結局妻の名前が呼ばれたのは、最後だった。

12:15
妻を診察室に見送り10分ほど待ったのだが、午後からの勤務は休めない。
妻をおいて、病院を出た。

統括部長との面談

15:00
お客様先に到着した。電話を掛けながらこちらに向かう弊社の支店長も見えた。

私の顧客リストで最も大きい企業の一つの会社、その役員に会うことができた。
(参照:電話線の決闘)

今日は2度目の面談、4月に組織が変わったことを受けて、再度挨拶に来ている。

私は、お客様先に入る前に、今日の面談の目的やどのような提案をしたいかを、かいつまんで支店長に説明した。
「・・・ふ~ん、まあ、そこはお客さんに聞かないとわからんな」

支店長への直前の説明を終えて、お客様先に入った。

統括部長のいるフロアの内線を鳴らすと、10数秒でお見えになった。
「5Fにどうぞ」

面談室へ通される。
アポイントを取った時は、断りの言葉がいくつも出てきたので、もしかすると座らせてもらえないのでは?と心配だったが、どうやらその心配はなさそうだ。

席に着くと支店長は本日の来意のを伝える。
「・・・現状はお取引がないのですが、御社のお困りごとに沿って、何か力になれればと考えております。」

予想とは裏腹に、統括部長に管掌範囲や業務のことを聞くと、すんなりと教えてくれた。
知識不足な私は、話に追いつくのに必死だった。

「・・・なるほど。一応、お客様の業界やHPなどの情報を集めて、仮説としてのお困りごとを1枚ものにまとめたので・・・」
支店長は、事前の説明通り、私に振った。
私は、午後から出社した時間で作った資料を広げる。

“御社の業界は・・・御社の強みは・・・”
久々に「スケールの大きい話」をしている。あまり慣れない。

「うーん、まあほかの部署ではそうなんだけど、うちの部署はこれとは違うね・・・」
統括部長はバッサリと切ってのけた。私の仮説は盛大に外れていた。

その後も、何かしらの提案をしなければと、一度的外れなことを質問し、やや空気が重くなった。
しかし、支店長はすかさずフォローし、「うまいこと」切り抜けた。

その後も、統括部長は業界のことや業務のことを教えてくれた。

「現状困ってることはないけど、いくつか情報をもらった上で、アリナシは判断できるかな。」統括部長は言った。

面談から45分ほど経って、退出をした。

支店長は言った。

「お前、無理して話を広げようとしなくていいで。不自然。
お客様が気持ちよく話してる中で、わざわざ話を戻さなくてもいい。」

くそっ・・・!
しっかりと受け答えのできない私は、自分を悔やんだ。ダサい・・・

いや、前向きにとらえよう。
初めての面談で、ここまで話して頂けるのは滅多にない。

自分自身の気持ちが焦っているのだ…
焦っている営業からはお客様は何も買わない。
今日お客様に聞いたことをまとめて、次回の面談につなげよう。

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