4月14日
売上 5,599K円(+354K, 11.5%)
粗利 1,197K円(+8K, 10.1%)
台数 5台(+0, 16.6%)
悶々レビュー会
10:00
課のレビュー会が始まった。
成員5名の中で、私はトップでの発表だった。
“前期のレビューを致しますと・・・”
10分ほど、パワーポイント8枚程度の発表をした。
「見込んでいた商談が失注した原因」
「値引き率が高かった要因」
「現状のお客様の課題と次に行うこと」
「今期の宣言」・・・
発表を聞いて、課の先輩は
「一つ一つの予定に対して、ゴールイメージを持ったほうがいい」「営業は思いであり、自分がどうしたいのかを強く持たなければ、何も変わらない」というアドバイスをくれた。
支店長はそのアドバイスを褒めた。
そのあと、先輩がレビューを行った。
内容についての質問を求められ、「複合機の複数台の案件について、なぜ受注できたのか」と問うたが、
支店長から「何が言いたいのかわからん。その質問の意図は何?」と返された。
会議室の空気が、澱んだ。
そのあと、次々と皆がレビューを行った。
最後、一つ年下の後輩がレビューをした。
粗利、台数と大幅に予算を達成している“デキる後輩”だ。
彼のレビューに対しては、支店長や課長は、
笑いながら「売上も達成しないとあかんやろ~」とか「毎月の数字も意識してよ~」とか、
“彼には心配をしていない”という余裕を見せた感想を言った。
プライドの高い私は、一緒に笑えなかった。
溶ける案件
「力になりたいんやけど、9月までに複合機を導入するのは無理だわ~」
女性の担当者は大きな声で言った。
4月からスタートダッシュをかけて、案件の白黒をつけているが、どんどん「黒」がついている。
その分、案件も減っていく。
また、みっともない成績を下げて帰るのか・・・
そう思うと、胸がキュッと絞められた。
真面目にやっていても、売れなければ評価されない。
不真面目にやっても、売れているものが評価される。
では
売れている営業は、最低限真面目にやっている?
不真面目な営業は、売れていない?
真面目にやることは、売れているかどうかに関係しない?
売れるセオリーが欲しい。
どんな営業マンがやっても、必ず売れる公式が知りたい。
また一つ案件が溶けた。
焦りが大きくなった。